「日本のウイスキー」のふるさと、幾重もの歴史をまとった山崎蒸留所の工場長・藤井敬久さんを訪ねてきました。サントリー山崎蒸留所は90年の時を経て昇華し続ける世界に誇る日本ならではの「ものづくり」の魂を宿した蒸留所でした。一昨年に工場長になられた藤井敬久様の貴重なお時間をお借りして、原材料にこだわる事はもとより、製法、そして醸造樽にまでこだわるサントリーのウイスキーへの想いやこだわりを樽(木材)と熟成の因果関係を中心に藤井工場長のお考えや熱い想いを共に、ウイスキーと料理との密接な関係に及ぶ深いところまで藤口会長と懇談させていただきました。
藤口会長が特に関心を持たれていたウイスキーの味に重要な要素となる木香に関わる木材の選定方法やその理由、効果についても藤井工場長に深くお話しいただけました。まさに「樽は生きもの」の言葉通り、2度3度使う度に樽が「練れ」て木香が上品になり、長期熟成モルトに欠かすことのできない樽に育つのだというご説明を頂きました。そして、ウイスキーつくり欠かすことのできないもう一つの要素である風土気候と水が山崎の地にはすべてそろっていて、まさにウイスキーつくりの理想郷と言える環境だと言えるのです。
素材、環境、製法に日本人としての誇りと匠の技を組みあわせて仕上げるサントリーのウイスキーは究極の‘Japanese Quality’であり、日本料理そのものに極めて近しい日本が世界に誇る繊細な「ものづくりの」の極みを感じる事が出来る時間でした。そして、間違いなくサントリーのウイスキーは世界トップレベルのクオリティであることを確信しました。
できるだけ多くの方に、山崎蒸留所に訪れていただき、ウイスキーを愛してやまない藤井工場長をはじめとするサントリーの皆様の熱い想いが詰まった蒸留所のふれていただきたいと思います。
≪山崎蒸溜所 工場見学へ行こう サントリー≫
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