2015年IJCA国際日本料理協会総会・懇親会を開催いたしました。

藤口晃一会長の総会開始のご発声から始まった2015度、IJCA国際日本料理協会第2回総会、懇親会は第一回をはるかに上回る参加者で埋め尽くされた会場は終始熱気で包まれる盛り上がりを見せました。

懇親会では、京都女子大学の八田教授、Hong Kongからお越しでアジア全土に西村日本料理レストランを展開されているMay Choi社長、そして法人会員を代表して静岡からこられた株式会社市山の稲葉社長にご挨拶を賜りました。

そして本年から当協会の顧問に就任いただきました世界的な脳外科の権威であられるドイツ・ハノーバー国際神経科学研究所(INI)脳神経外科名誉教授大井静雄先生の乾杯の挨拶から懇親会が始まりました。

懇親会では、昨年開催した「お弁当グランプリ」「朝ごはん献立グランプリ」の表彰式、そして新しい試みの「企業プレゼン」では、さまざまな角度から日本料理に携わる方々から日本料理を学ぶ上において参考になるお話をいただき、さらには本年から始まったIJCA国際日本料理協会認定商品の認定式も行いました。
認定商品はすべて当協会のコンセプトにもある世界に通用する商品ということで、本年は4品認定させていただきました。

そして最後は、認定料理人の認定式、本年度理事紹介で幕を閉じました。矢継ぎ早に進んだイベントではございましたが、グランプリ表彰や認定料理人に選ばれた方々は昨年一年間のご苦労が報われたのか笑顔で会場を後にされました。

アメリカ、香港、そして日本全国から多くの方にご参集賜った今総会を無事に閉会させて感じることは、日本料理の世界進出が加速度を増してきた今、我々、IJCA協会員の担いはさらに大きく重要なものに、そして、時代に必要とされる存在となってきているのを肌で感じる総会、懇親会でした。今後は、調理技術は当然のこと語学力、異文化への適応能力をさらに高めて日本料理の世界進出の牽引者となる決意を新たにいたしました。

ご参集いただきました皆様に心より感謝申し上げます。
ありがとうございました。

◆お弁当グランプリ受賞者
(グランプリ)
柏菅亨 山中温泉河鹿壮ロイヤル 所属
(準グランプリ)
原静枝 祇をん豆寅 所属
藤江勇人 グランディア芳泉 所属
(会長特別賞)
小川栄也 かんぽの宿白浜 所属

◆朝ごはん献立グランプリ
(グランプリ)
北島健登 ハトヤ瑞鳳閣 所属
(準グランプリ)
田井明宏 際コーポーレーション 豆寅 所属
(佳 作)
堀井詠士 雄山閣 所属
渡邉昌広 浜名湖ロイヤルホテル 所属
玉川弘典 HYATT REGENCY KYOTO 日本料理 東山 所属
三島健 柚子屋旅館 一心居 所属
Maung Woo NEWYORK ROSANJIN TRIBECA 所属

◆IJCA 2015年度 認定商品
1)田井宝黒豆
岡山県勝田群勝央町田井
田井村づくり協議会 水田周二 様
2)柿の葉ずし
奈良県天理市
株式会社柿の葉ずし平宗 調理部長兼総料理長 平井孝典 様
3)梅の精
和歌山県日高群みなべ
株式会社 岩本食品代表取締役 岩本公作 様
4)山田製油ごま油
京都市の株式会社
山田製油代表取締役 山田康一 様

◆IJCA認定料理人
(ACADEMIC RANK)
小林晴明
足立卓也

(ADVANCE RANK)
玉川弘典
佐々木大介
森本健太郎
西村将
伊藤広勝
鮫島浩之
前川昇
柏菅享
北島健登
竹中悦史
笹山学
小川栄也
山下彰文
釜井伸也

(SENIOR RANK)
大橋一之

◆プレゼン企業様
株式会社 佐武商店 斉藤 様
株式会社 ぎゅうも有田 様
株式会社 山下工芸 山下 様
和歌山県庁 大石 様

2015-02-09 14.52.41
« 81 »

今月の食材:山田精油の“へんこの胡麻ねり”で作る焼き胡麻豆腐

御提供:山田精油様

胡麻豆腐は、精進料理でもよく用いられる古くから日本料理の代表的な調理法の一つです。
現在は、沢山の胡麻豆腐が販売されておりますが今回は、豆乳とニガリで作る“豆腐”が大豆の風味を味わさせるように、胡麻豆腐を、水と、葛後は、胡麻だけで、胡麻の風味を味わさせて醤油で食べていただく、実にシンプルで飽きない焼き胡麻豆腐の紹介をさせていただきます。

<レシピ>
へんこの胡麻ねり2:宮水10:葛粉2
* 宮水と葛粉を鍋に入れ、葛粉を研いでから強火で火をつけ、固まってきたら弱火に落とし30分程練る(量によって異なる)
上がる手前で胡麻ねりを入れてさっと火を通し流し缶に流して冷蔵庫にて冷ます。
翌日カットして焼き台にて遠火で焼き上げ温めた合わせ出しを掛け、山葵を天盛りとする。
<合わせ出汁>
出汁3 薄口醤油0.5 濃口醤油0.5 本味醂1

焼き胡麻豆腐

シンプルで飽きない 焼き胡麻豆腐

胡麻豆腐

焼き胡麻豆腐と同じ食材(へんこごまねり)を使用しています

練りごま

職人が培ったノウハウで、数種の胡麻をブレンド。特製の石臼でゆっくり時間をかけて挽くから、とろりとなめらか。

黒胡麻豆腐

へんこごまねり(黒胡麻)を使用しています

練りごま(黒)

職人が培ったノウハウで、数種の胡麻をブレンド。特製の石臼でゆっくり時間をかけて挽くから、とろりとなめらか。

へんこ一番絞りごま油

初代から受け継がれた味と香り。まさしく山田製油の礎。職人が細心の注意で炒りあげた胡麻を古式圧搾機で搾油した一番絞りのごま油です。圧搾から湯洗い、静置、精製まで約1ケ月の時間をかけて仕上げます。