2017年度IJCA国際日本料理主催
松花堂弁当グランプリ結果発表
いつもIJCA国際日本料理協会の運営にご協力賜り、誠にありがとうございます。
昨年実施した朝食グランプリから丸一年。
前回を超える応募数の中、1位から6位まで7ポイントという接戦の中、見事優勝された京都は川床料理で有名な「貴船 右源太」からエントリーの西村将さんの作品をご紹介致します。
今回も前回に引き続き、彩り鮮やかなレシピを中心にプロの料理人ならではのレシピまで幅広くご応募頂きました。
審査員が一番に注目するのは、美味しそうかどうか、実際に作ってみたいかどうかです。単純に食べてみたいかどうかだけなく、美味しく見せる工夫がどれだけされているのかを見させて頂きました。もちろん材料などにも注目しております。
二番目に注目したポイントは彩り。旬の食材をどう使い、どのように見せているのかは大切なポイントです。写真の撮り方の美しさではなく、あくまで料理全体の色合いに注目しました。
最後のポイントは、意外性や工夫です。京都らしさや若手ならではの新しい発想が評価されます。
今回、松花堂弁当グランプリを通じて、様々なアイデアと素敵なレシピに出会う事が出来ました。来年も新たなテーマでのグランプリを実施を予定しておりますですので、今回入賞できなかった方も是非ご参加くださいませ。
【松花堂弁当グランプリ概要】
■テーマ
「京都をイメージした松花堂弁当」
■サブテーマ
「日本各地、世界中からの旅行者(来訪者)をもてなす料理」
■目的
体内目的「若手料理人の技術向上」
体外目的「一般消費者に日本料理の素晴らしさを知ってもらう」
優勝者:貴船右源太 西村将さんの作品紹介
(コンセプト)
秋から冬への移り変わりとして、紅葉から落葉、枯葉になっていく様子をイメージし様々な食材に焼目をつけ、明るい色の中に温かみを加えました。
(タイトル)
末枯れ、晩秋弁当
(PRポイント)
①特に酢橘釜をメインとして、色々な食材を酒盗玉子につけて食べて頂き、お酒に合うようなj口取りを作りました。
②お造りは秋鮭を昆布〆にしました。醤油ではなくとろろ昆布を潮昆布で提供し、うま味を感じられるお造りにしました。
③煮物は全体的に落ち着いた味わいなので味の変化をつけるバルサミコソース粒マスタードを添えました。
④ご飯ものはカマスを酢〆にし、炙ることにより川の旨味を出しました。
⑤煮物椀は食材を大きくカットし、素材感を楽しんでいただける椀を作りました。
以下に採点結果を掲示致します。